静岡県演奏家協会の成り立ち

静岡県演奏家協会発会式

1965(昭和40)年4月、宗 知信 氏(後の静岡県教育長)が静岡県民会館長に就任しました。静岡県民会館は今はなくなってしまいましたから、ご存じの方は少ないかと思いますが、現静岡市役所の場所に位置し、当時クラシックコンサートの多くはこの会館で開催されていました。館長に就任した宗氏は、音楽家の活動を支援・助成する組織、音楽家個々の活動を集約する組織のないことを憂い、静岡県の音楽文化の向上のためには各ジャンルの演奏家が横のつながりを持てるような組織が必要だと考え、静岡県内に在住し演奏活動や後進の育成に活躍している音楽関係者達に呼びかけました。

同年、秋から冬にかけ、後に第2代会長となる高橋松寿郎氏を座長とし演奏家有志による準備会が何度ももたれ、協会結成の動きが急速に進みました。

1966(昭和41)年1月14日、各界各層の大変な応援と発起人を中心とする有志の努力により、発会式が開催されました。

「静岡県演奏家協会」の誕生です。

静岡県演奏家協会の発展

画像などあれば。

1966(昭和41)年に会員数60名で産声を上げた静岡県演奏家協会は、その後、現在に至るまで着実に発展を遂げています。1980年に支部制度が始まり、県内を6支部に分割し、より地域に根差した演奏活動を活発に行いました。その後、1991年には7支部となります。その間、会員数も増加し、いろいろなジャンルの演奏者が、県内のクラシック音楽の啓蒙普及と地域文化の振興に携わっています。

静岡県演奏家協会の主な活動

新入会員によるコンサートを毎年開催

新人演奏会

当協会では、本部事業として毎年、新入会員によるコンサートを開催しています。「新人コンサート」(1973~1979)、「新進演奏家の夕べ」(1980~2001)「瞬間の贈りもの」(2002~現在)と名称は変遷しています。

新入会員が十分に実力を発揮できるよう、企画から当日の運営まですべてを本部でサポートしています。開催地は年によって県内の東部、中部、西部地区のいずれかになります。

周年事業の開催

5年、10年を節目とする周年事業では特別な企画が行われ、これまでにコンサートや講演の他、オーストリアやイタリアへの海外研修ツアーも催されました。

創立10周年(1976)
1月「内田 光子ピアノリサイタル」開催
10月、3夜にわたり記念コンサート開催
記念式典・パーティー
10周年記念誌「あゆみ」発行
創立20周年(1986)
11月、2夜にわたり記念コンサート開催
記念式典・パーティー
20周年記念誌「あゆみ」発行
20周年記念海外研修「楽都ウィーンを訪ねる研修」1987年3月
創立25周年(1991)
「創立25周年記念モーツァルトコンサート」3会場にて開催
9月御殿場市民文化会館
10月浜松福祉会館
11月静岡市民文化会館
創立30周年(1996)
9月「アンコールコンサート」開催
10月「ウィーンが育てた音楽家たち」開催
記念式典・パーティー
30周年記念誌「あゆみ」発行
30周年記念海外研修ツアー「イタリア・ロマン紀行」1997年3月
創立35周年(2001)
6月 浜松演奏会「花・水・光」
創立35周年記念親睦旅行「伊豆めぐり」
創立40周年(2006)
10月「アンコールコンサート」「モーツァルトを頌えて」
記念式典・パーティー
40周年記念誌「あゆみ」発行
創立45周年(2011)
創立45周年記念特別表彰(8名が名誉会員に)
2012年3月「春を呼ぶコンサート」(菊川アエル)開催
創立50周年(2016)
12月 50周年記念コンサート 開催
12月 記念式典・祝賀会
2017年3月 50周年記念親睦旅行
2017年3月 50周年記念誌「あゆみ」発行

支部コンサートの開催

      

7支部によって地域に根差したコンサートを毎年開催しています。県内各地で地元の演奏家によるコンサートを開催し、地域の音楽活動の活性化に貢献しています。

その他のコンサート

画像などあれば。       

この他にも必要に応じ協会主催のコンサートや、依頼、共催によるコンサートを開催しています。

講演、公開レッスン、研修会の開催

会員の研鑚のためいろいろな講座がもたれています。

1966年
吉田秀和記念講演会
1970年
音楽講座「外山滋氏を囲んで」
1972年
野呂信次郎氏歓迎演奏会
野呂愛子氏公開講座
1978年
野村光一氏講演会
1979年
朝比奈 隆氏講演会
平井丈一郎氏 演奏と講演
1982年
大木正興氏講演会「音楽放談」
1997年
ブロンズ教授のシューベルト特別講座と演奏
2001年
深澤亮子先生による公開レッスンとミニコンサート
2016年
池辺晋一郎氏による創立50周年記念講演会

静岡県学生音楽コンクールの開催

1977年、静岡県演奏家協会、静岡室内楽協会、静岡県オペラ協会、静岡新聞社・静岡放送の四者共催による「静岡県音楽コンクール(一般・学生)」が開催されました。その後1985 年からは学生部門のみとなりました。2006年静岡県文化財団が加わり、五者共催となっています。

毎年、有鍵楽器、声楽、弦楽器、管楽器の四部門で研鑚の成果を競っています。このコンクールの入賞者の中から、その後、国内外で活躍する優秀な演奏家が輩出されています。